« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »

2010年5月

初めてのヨーロッパ旅行(1996・5)

これまでロンドン、デユッセルドルフ、モスクワ等へは仕事で何度か訪れたが、当時未だ現役だったのでプライベートでのヨーロッパ旅行は初めてだった。イタリア、スイス、フランスの主な観光スポットだけ駆け足旅行だったが仕事を忘れ夫婦だけの旅は楽しかった。そんな15年前の旅行の一コマを紹介します。

1、コロッセオ世界遺産

Img_0001 ローマのシンボルである古代の円形競技場。周囲572m、高さ57m、5万人収容の規模で完成は80年と云う。日本の弥生時代にこんな素晴らしい建造物を既に持っていたローマ人に驚くと共に、現在のイタリアと日本を比較した時、人類の栄枯盛衰のロマンを複雑な思いで眺めていた。

2、フオロ・ロマーノ世界遺産

Img_0002 カビトリーノの丘とバラテイーノの丘の間に広がる古代ローマ遺跡で、辛うじて残った建物や門の間に崩れた大理石の塊が無造作に転がっているのが壮観だった。ローマ帝国滅亡後、荒廃したままだったが19世紀から発掘や修復が始まり現在も作業は続いていると云う。

3、バチカン市国世界遺産

Img_0003 バチカン市国とは面積44ha、人工1000人と云う世界最小の規模だが、その財産と影響力は世界最大級と云われる不思議な国だ。独自の貨幣、銀行、造幣局、病院等も持つ独立国で、見所は写真のサンピエトロ寺院と宮殿内の博物館だろう。人類の文化遺産の3分の1がローマにあり、その殆どがバチカン博物館に収蔵されていると云われるが広さと豪華さは想像を絶するものだった。

4、シェナ(世界遺産

Img_0004 12~14世紀イタリアで最も繁栄した都市国家。今は市庁舎で13~14世紀のゴシック建物で正面左手にマンジャの塔と呼ばれる102mの鐘楼がシンボルのプブリコ宮を囲むように赤瓦の連なる街並みが素晴らしい。大きな石造りの建物に挟まれた曲がりくねった狭い道路をクラシックカーが走り抜ける景色がお洒落だった。

5、ピサの斜塔世界遺産

Img_0005 ピサは紀元前のエトルリア時代から開けた古都で、中世にはベネチア、ジェノバと地中海貿易の覇権を争う程栄えた街。斜塔は高さ54m、8層から成るロマネスク様式の円筒形大理石の塔で5度30分傾いているので危険との事で当時は立ち入り禁止だったが現在は修復され登れるようだ。ガリレオが塔の上から大きさの違う二つの鉄球を落とし”落下の法則”を発見した場所でもある。隣接のドウオモは1068年から50年かけて完成したイタリア最古の伽藍で説教壇の傍に天井から吊り下げられた青銅のランプを見てガリレオは“振り子の法則”を思いついたと云われる。

6、フイレンツエ(世界遺産

Img_0007 ヨーロッパ第一の富豪メデイチ家によて文化、芸術が保護されルネサンスが生まれた街で赤い煉瓦の家並みは今も”花の都”の愛称に相応しい華やぎと気品が溢れていた。15~16世紀に絶頂期を迎え絢爛豪華な宮廷文化の基礎を築いたメデイチ家の裕福さはフレンツエに残された世界的美術品の数々を見ても判る。写真はフレンツエのシンボルであるドウオモだが天井部分に描かれた”最後の審判”は圧巻だった。現在はジプシーが多く、散策中一人の女の子が上半身裸になって関心を向けさせ、隙を見て手持ちの段ボール箱を被せてスリをする寸前だった。怒鳴ると一散したが大人達に操られ学校へも行かず、食べる事とセックスだけに生きる人間が未だこの世に居る事に複雑な思いだった。

7、ベネチア世界遺産

Img_0008 干潟(ラグーナ)に浮かぶ”水の都”ベネチアの街は周囲約11kmと小さいが118の小島と400もの橋、100を超える運河が網の目のように張り巡らされており、地中海の覇者として栄えた時代の宮殿や芸術品が多数残っていた。名物ゴンドラに揺られて雨上がりの街を船頭が歌うカンツオーネを聞きながらの遊覧はエキゾチックな旅情を満足させてくれた。

8、サンタマリア・デレ・グラッツイエ教会世界遺産

Img_0009

中世の香りを残しながら時代の先端を行くミラノはヨーロッパの中心都市と云えるだろう。洗練されたフアッションの発信地として知られる。写真はレオナルド・ダブインチの大作”最後の晩餐”のある教会で、教会付属の修道院の壁に描かれているが20年に亘る修復中で当時は見られなかったが1999年5月から見られるそうだ。

9、ドウオモ(ミラノ)

Img_0010 1386年着工から500年かけて完成した大伽藍。鳩でいっぱいのドウオモ広場から見上げると、数え切れない程の尖塔と3000体以上の聖人像が立つ大理石の建物が精密なレースのベールを被ったように見える。奥行148m、幅91m、ゴシック建築としては世界一の大きさとのこと。ステンドグラス越しの光が柔らかく満ちた景色は幻想的だった。

10、モンブラン

Img_0011標高4807mのモンブランはヨーロッパ最高峰で世界中のアルピニスト憧れの秀峰だ。シャモニーの街と3842mのエギ・ユ・デイユ・ミデイの山頂を結ぶ世界で最も高い所にあるロープウエイで一気に2700mを登りつめたが山頂近くは垂直に近い急勾配でスリル満点の空中散歩だった。眼下にスキーヤ達が美しいシュプールを描いている景色は最高だった。

11サントシャペル寺院世界遺産

Img_0012聖なる瞳”と讃えられるパリ最古のステンドグラスで有名な礼拝堂。1248年ルイ9世の後援によって献堂された宮殿内の礼拝堂だったが宮殿自体は完全になくなり、跡地に出来た最高裁判所の建物に囲まれるように中庭に建っていた。内陣の高さ15mの窓総てに旧約聖書を描いたステンドグラスが飾られて居り、大半が13世紀に造られた物でステンドグラスの最高傑作と云われる。時を超えて降り注ぐ7色の光は素晴らしく、特に夕陽が射し込む夕方の美しさは眩い感じだった。

12、ベルサイユ宮殿世界遺産

Img_0013 100haもの広大なフランス式庭園を持つ宮殿は1682年からフランス革命迄ルイ14~16世とマリーアントワネットが華麗な宮廷絵巻を繰り広げた所だ。宮殿内部は勿論素晴らしいがテラスから眺める庭園が素晴らしかった。目の前のラトーヌの噴水から緑の絨毯、更にアポロンの噴水、グラン・カナルへと美しい幾何学模様を描きながら真っ直ぐ続いていた。

13、ルーブル美術館

Img_0014歴代国王やナポレオンによって集められた約30万点のコレクションを有する世界有数の美術館1200年にセーヌ河の城塞として造られた建物で16世紀のフランソワ1世の時代から300年以上に亘り増改築を重ね完成したもので1981年提唱の”グランルーブル計画”により中庭に4つのピラミッドが作られ中心の大ピラミッドが入口になっていた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »