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2010年7月

スコットランド・英国の旅(2010・7)

ロンドンおよびその近郊は何度か訪れたがスコットランドは初めてだ。ウイスキー、ゴルフ、テニスの故郷スコットランドはイングランドと併合して300年近く経つがスコットランド人としての誇りは強く、今も独自の通貨が流通しており、バグパイプやタータンを使った民族衣装、ハイランドゲーム等独自の文化や歴史を持っている。ケルト系の民族のルーツを持つので今もゲール語が残っており標識などにもゲール語が併記されていた。丁度サッカー・ワールド・カップ真っ最中の頃だったがイングランドでは盛り上がっていたがスコットランドでは静かだった。スコットランド人のあるプレイヤーがエリザベス女王観戦試合で敬礼しなかったようだが、彼はエリザベス女王はイングランドの女王でスコットランドの女王ではないからだと云う。確かに英国の正式名は”The United Kingdom of Great Britain and Nothern Ireland"で何処にもイングランドの文字はない。イングランドチームなんてスコットランドやウエールズを無視した表現で彼の言い分も理解できる。ウエールズやアイルランドと違いスコットランドは戦いではイングランドに負けていないのだから。又スコットランドではウイスキーが愛されるがイングランドでは専らビール党だ。ロンドン訪問だけでは気にも留めなかった事を知る旅行になりました。そんなエジンバラからロンドンまで10日間で南下してきた旅のスポットを紹介します。

1、エジンバラ城

Img_0001 かってのスコットランド王家の居城でエジンバラの歴史を凝縮した所で、標高130m以上の岩山に聳え建ち、三方が崖と云う城塞として最高の立地条件だ。本格的に城を建造したのは7世紀ノーサンブリア王国のエドウイン王の時。この”エドウインの城”がエジンバラの地名の由来になった。城内には11世紀に建てられたエジンバラ最古のノルマン様式の教会・聖マーガレット礼拝堂や旧式の砲列があるテラス、アーガイル・バッテリー、王族の住まいロイアル・アパートメント等があった。他にエリザベス女王のスコットランドでの居城ホーリルード宮殿やスターリング城を巡ったが戦争用の城と居住用の城とは構造も随分異なるのが面白かった。

2、湖水地方

Img_0002 45㎢四方の広い地域に沢山の湖が散らばる風光明美な国立公園で、湖だけでなく山や谷も多く起伏に富んだ所で、イギリスロマン詩の生みの親ウイリアム・ワーズ・ワースが生まれ多くの時を過ごした土地でもある。又”ピータラビットのお話の童話ビアトリクス・ポターの世界でもあった。

3、ハワーズ

Img_0003 ヨークを中心とする谷川の多い高原地帯はヨークシア地方と呼ばれ、この西方の小さな村が不朽の名作”嵐が丘”を書いたブロンテ姉妹縁の地ハワーズ。聖職者であった父親が、姉妹が未だ幼かった頃にハワーズの牧師になった為、3姉妹はこの村で育った。鉄平石を貼りあわせた家々は独特の景観だった。

、チェスター

Img_0004_2 リバプールの南25kmデイー川の下流にある街で良く保存された中世の城砦都市だった。イングランドによるウエールズ攻撃の際も侵略基地とされたがチューダ様式の民家が多く残っていた。ザ・ロウズはチェスター特有のユニークな商店街で、店が1階と2階にあり、2階にも優雅な手摺の付いたバルコニー歩道がある。ローマ時代の遺跡が横たわっていた為、商人達は2階にも店を出さざるを得なかった為と云う。

5、ストラトフオード・アボン・エイボン

Img_0005 シェイクスピアが生まれ育ち、晩年に再び戻り53歳で没するまで過ごした地で、コッツウオールズの北のゲートウエイでもある。木骨組の家並みが軒を連ねる美しい街で、写真はシェイクスピアの妻アン・ハサウエイが育った茅葺屋根の家。屋根裏部屋の寝室、暖炉とオーブンがある台所等良く保存されており、当時の裕福な小地主の暮らし振りが見える。

6、コッツウオールズ

Img_0008 コッツウールズとは古い英語で”羊小屋のある丘”と云う意味でウールの産地として栄え、元々羊毛の保管庫だった建物を改装して住居としたもの。ロンドンの西200kmにあり19世紀に入りイギリス各地で工業化が進む中、石炭が採れなかった為、鉄道が敷かれず外部との交流が少なかった為開発に取り残されたようだ。蜂蜜色の石(ライムストーン)を使った独特の家並みは詩人ウイリアム・モーリスが”イングランドで一番美しい村”と絶賛したそうだ。色んな村々が点在している為12年前に訪れた村とは趣も異なっていた。

7、プレナム宮殿世界遺産

Img_0023  オックスフオードの北西に位置する古い町ウッドストックにある第11代 マールバラ公爵の宮殿で典型的なイギリスのカントリーハウス。第2次大戦のイギリス首相ウインストン・チャーチルが生まれた場所でもある。豪華な装飾の施された宮殿はイギリス最大級、ヨーロッパ随一のバロック建築と云われ46㎢と云う広大なイギリス庭園も素晴らしかった。

8、バース世界遺産

Img_0007 温泉によって栄へ、バス(風呂)の語源になった街で、2000年前に造られたローマ時代の浴場遺跡は見事だった。17,18世紀にはフアッショナブルな温泉リゾートとして整えられた為、ジョウージ王朝時代の建築物も多くバース建築博物館にはミニチュアが展示されていた。内部は整備され12年前に来た時より発掘遺跡の展示等充実していた。太古にバース近郊のメンデイップスの丘に降った雨が地中深くで高温になり吹きだしたと云われる 。紀元前ケルトの王子ブラドウドが最初に発見したと云われ、ハンセン氏病を患っていた王は、この泥を塗って完治したそうだ?

9、ストーンヘンジ世界遺産

Img_0009   ソールズベリー市街から北へ16km離れた草原の真ん中に突如現れる巨石群は紀元前3000年頃、新石器時代に造られたという。直径30m程の内側に馬蹄形に石が二重に並べられ中心に祭壇を思わせる石が据えられている。丁度夏至に当たりパワーが最も強いと信じるドルイド教のヒッピー達が集まり治安が良くないので急遽エイブベリーのストーンサークルに(写真)変更したが半裸のヒッピーが石の周りに寝そべってビールを飲んでおり興ざめた。他にロングバロー、シルベリーヒル等があるようだが何の目的で造られたかは諸説あるが謎のようだ。12年前にソールズベリーのストーンヘンジを訪れていたので良かった。

10、バッキンガム宮殿

Img_0010 エリザベス女王のロンドンでの公式住まい。18世紀初めにバッキンガム公爵が建てた邸宅を1762年ジョージ3世が私邸として購入したのが始まりで、1837年に華麗な宮殿として改修完成したもの。以後イギリス王室の公式の宮殿となっている。正午に行われる衛兵交代が美しいが時間が合わず1日1回郵便物が届けられる馬車に遭遇した

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