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天空の歴史遺産と村上水軍居城跡巡り(2014・8)

石見銀山が世界遺産に登録されてから俄然脚光を浴びてきたのが”東洋のマチュピチュ”と言われ、住友財閥の礎を築いた別子銅山の遺構で、以前から興味を抱いていた。そして2014年,本屋大賞を受賞した和田竜著の小説”村上海賊の娘”を読んでから村上水軍の居城跡を見たいと思っていた。幸いこの2か所を組み込んで道後温泉に泊まるツアーを見つけ参加した。しかし前日の豪雨で河又~東平線が落石の為”、天空の歴史遺産”見学バスが不通となり”東洋のマチュピチュ”へ行けなかったのが残念だった。そんな旅の1コマを紹介します。

別子銅山

マリンピア別子・端出場地区

Dscf0489市内中心部から車で45分、標高750mの山中にあり、大正5年から昭和48年まで銅鉱石を掘っていた所で、開通当時の鉄橋を走る鉱山鉄道で3分程で坑口に着いた。火薬庫跡を活かした観光坑道、地中展示施設などを見学できた。

採掘風景

Dscf0496地中深くから掘り出された銅鉱石を男性は45㎏、女性は35kgを背負って運搬するのだが,抗道は全長700kmにも及び,最深部は海抜マイナス1000mと日本で人間が到達した最深部だそうだ。元禄3年(1760)~昭和48年(1973)まで280年間で70万トンを産出したが、労働環境は厳しく当時の平均寿命50歳だったのが30歳位で亡くなったようだ

東平地区東洋のマチュピチュ

Dscf0500大正5年~昭和5年迄別子銅山の採掘本部が置かれた所で、最盛期には社員、家族を含め約5000人が周辺の社宅で共同生活をし、病院、小学校、郵便局、生協、プール、娯楽施設など整備されていた。重厚な花崗岩作りの牽道基地跡の石積は東平の観光目玉だが、実はマリンピアに飾ってあった写真を模写したもので、前日の豪雨による落石で見学できなかった。

道後温泉本館

Dscf05021809年初代町長であった伊佐庭が街興しの為、在任中の全給料を投げうって予算を確保し、城大工の坂本が棟梁となって改築したもの。夏目漱石が松山中学の英語教師に赴任したのが本館完成の翌年で、温泉に頻繁に通っていたようで、彼の小説には、この温泉をよく取り入れている。

Dscf0508_3道後温泉の中心にある温泉共同浴場で”坊ちゃん湯”の愛称で親しまれる街のシンボル的存在で、1994年国の重要文化財に指定2009年ミッシェlラン・ガイド日本編で2ツ星に選定、経済産業省の”近代化産業遺産”に認定されている。写真は道後温泉本館と道後温泉駅(坊っちゃん列車終着駅)の向い側広場にある足湯温泉前のからくり時計。 2年前に訪問し3泊したので市内観光は止め、入浴を楽しんだ。

村上水軍遺構

居城跡

Dscf0523_2伊予水軍1000年の歴史の中で特に南北朝時代には村上水軍と称して、来島、能島、因島に分かれ強大な勢力を誇った来島氏の居城跡戦国時代には八幡大菩薩の旗印を押し立て、朝鮮,支那沿岸まで押しかけ勇名をはせた。徳川時代に九州豊後の山奥に移され、伊予水軍の歴史は終ったが、城主以外はこの島に残ったようだ。現在15人が生活している。

月心庵

Dscf0518島の中腹にあり来島城主の位牌が祀られている。かっては此処に来島村上氏の館があった。建物の後ろは高さ3m程で郭が控え、右には土塁が残っていた。この他小さな祠の村上神社が残っている程度で、当時の面影はなく、頂上は荒れた草地のみだった。

来島海峡大橋

Dscf0531_2”しまなみ海道”の中で最も大きな橋で総延長4kmの世界初の3連吊り橋で、第2、第3大橋の塔の頂上まで海面から184m、橋桁までの高さは65mあり、タイタニック号も通れるようだ。来島海峡の急潮流を体験できる〝急流観潮船”は下から大橋を眺めたり、渦潮観光を楽しむのだが、小説”村上海賊の娘”で有名になり、昨秋より運航時間を10分伸ばし村上水軍居城跡を巡るコースに変更してから観光客が急増したようだ。

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コメント

別子銅山は興味深く拝見しました。

選鉱冶金学が専門だった亡父の学友が、この別子銅山に勤務
しており、当時は親しくお付き合いしていたようです。
道後温泉は懐かしいです。仕事の関係で松山市庁舎新築工事に
関わり、出張で何度が行ったことがあります。

コメント有難うございます。私も住友化学・新居浜へ加藤汽船でよく通った事を懐かしく思いました。

投稿: 磯のすー | 2014年8月27日 (水) 16時13分

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