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上高地散策(2014・9)

20代には槍や穂高連峰登山の基地として、よく訪れていた上高地を35年振りに尋ねた。大正池の立ち枯れ木は殆ど無くなったが道は整備され、宿泊施設は帝国ホテルを始め五千尺ホテル、清水屋ホテル、徳澤園等殆どがリニューアルされ河童橋周辺はサンダル姿の観光客やお年寄りでごった返しており、五千尺ホテルのスイーツに長蛇の列ができる等、何処か別天地に来たようだった。しかし徳澤園までの往復で疲労感を感じる等、齢を感じた旅でもあった。そんな旅の一コマを紹介します。

ウエストン碑

Dscf0532_2イギリス人宣教師で日本に三度長期滞在し、日本各地の山に登り”日本アルプスの登山と探検〝等を著し日本アルプスを世界に紹介し”日本近代登山の父”と言われる。昭和12年(1937)レリーフが設置され、毎年”上高地ウエストン祭が行われている。

河童橋

Dscf0538橋上から望む穂高連峰や焼岳、梓川の水面、緑に萌えるケショウヤナギの風景は余りにも有名で、この付近を”上高地銀座”と呼ぶ。昭和2年(1927)芥川龍之介の小説”河童”にも登場するが、その数年前、彼は北アルプスを登山し上高地を訪れたようだ。

大正池

Dscf0546大正4年(1915)突然現れた池だが、焼岳の噴火で多量の泥流により梓川がせき止められ出来た池で、当時の湖面積は39㎢と現在の2倍以上の大きさで、水面の立ち枯れの木々は昭和初期には2千数百本以上あり幻想的な景観だったが、現在は殆ど見られなくなり寂しかった。


明神池

Dscf0569河童橋から梓川左岸沿い徒歩1時間程上流にあり、一之池、二之池の大小二つから成る池で、池畔には穂高神社奥宮が鎮座する神域梓川の古い流路が明神岳からの崩落砂礫にせき止められ出来た池。明神岳から常に伏流水が湧き出るため透明感に溢れている。何時から入場料が要るようになったのだろう?

徳澤園

Dscf0563_2井上靖氏の名著”氷壁”に登場する山の宿。前穂高連峰を真近に望みキャンプ場も有する槍、穂高連峰の登山基地。昭和初期まで牧場として使われていた所を町営宿泊施設としたもので、よく利用させてもらったが今は立派な施設になって居た。

上高地温泉ホテル

Dscf0543帝国ホテル、五千尺ホテル共8月は満室だったので今回利用したホテル。1830~1861年まで上口湯屋として営業。その跡地に1887年”上高地温泉場”を設立源泉かけ流し温泉で文人墨客に愛された宿。ウオルター・ウエストン、芥川龍之介、若山牧水、尾崎一雄、斎藤茂吉他が愛したが、芥川龍之介が長期逗留して小説”河童”を書き上げた事で有名。

旧開智学校

Dscf0587_2松本藩校崇教館の流れを汲み、明治6年(1873)に開校。昭和40年(1965)から明治時代の教育資料を展示した博物館となっている。明治時代の代表的な擬洋風建築で木造二階建て、寄棟造りで外壁は漆喰塗りで庭もよく整備されていた。。

松本城

Dscf0590_2文禄年間に建てられた五重六階の天守としては日本最古。400年余りの風雪に耐え、戦国時代その儘の天守が保存されており、昭和11年に国宝に指定。姫路城、彦根城、犬山城と共に4つの国宝城郭の一つ。何度も訪れながら多分内部見学は初めてかもしれないが、急な階段を登るだけだった。

旧松本高等学校

Dscf0596_2明治32年から20年の歳月をかけて高等学校の誘致活動を展開し、大正8年(1919)に開校した官立の旧制高等学校昭和25年から信州大学の文理学部、人文学部校舎として昭和48年まで使用されていた。”あがたの森公園”に佇む重要文化財。

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コメント

上高地、超懐かしいです。
中学時代に行きまして、焼岳の白煙、大正池に立つ白樺の
枯れ木群、梓川、河童橋、明神池等々、今でも脳裏に焼き
付いております。

その頃とは随分変貌しています。開けるのが良い事なのか、岳人だけの聖地にしておくべきか意見が分かれるところですが山好きにとっては、そっとしておいてほしい場所です。

投稿: 磯のすー | 2014年9月 5日 (金) 10時25分

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